NEWS
2025.08.12

【青森・秋田・山形シーズン】NTT-ME総評&レビュー大賞発表

青森・秋田・山形シーズンにご参加いただいた皆様、ご協力をありがとうございました。雨天も多かった中、たくさんの電信柱を撮影いただき大変助かりました!

 

NTT-MEの小保方先生によるシーズン総評を公開いたします。撮影例を参考に、岩手・宮城・福島・新潟シーズンでも皆さまに良い写真を撮影していただき、たくさん遊んでいただけますと幸いです。

 

読み取りやすかった撮影例について

皆さまに撮影いただいた写真はその後、NTT-ME で電信柱の銘板に記載されている文字情報を読み取る作業を行っています。
その際「適切なアングルで撮影されているか」「対象の被写体にフォーカスが合っているか」を写真確認時の最重要ポイントとして確認を行っており、撮影報酬の付与やシーズンの成否に関わる重要なポイントとなっています。
ユーザさんに撮影いただいた写真を実例として、以下に NTT-ME の小保方先生から講評していただきました。

 

(1)つめとぎポールさん

 

○小保方先生からのコメント
どんな小さな被写体でも写真から判別できるピタリと合ったフォーカス、画質、そしてアングルが適切で、どれを拝見しても驚嘆させられる写真ばかりでした。これだけ品質の良い写真を撮影いただけますと NTT-ME 側の読み取り作業も円滑に行うことができており、大変助かっております。

 

(2)アナグマさん

銘板の無い電信柱に対しては、銘板の有無を伝えるコメントを付け加えるなど工夫していただきました。銘板が無いことが明確に判断でき NTT-ME としても大変助かりました。またシーズン初期から丁寧に対応いただきありがとうございました。
なお、現行シーズンからは「銘板なし」のボタンが新たに追加され、銘板を覆っている支障物の写真などを撮影してから送信いただく機能が加わりました。
新しい機能を有効に活用してもらいながら、引き続き優良な写真を撮影していただきますことを切に希望いたします。

 

■レビュー大賞受賞者への景品:
レビュー大賞を受賞されたつめとぎポールさん、アナグマさんには、ピクトレオリジナルTシャツをプレゼントいたします。おめでとうございます!
お二方には、運営からご連絡いたします。

 

レビュー大賞は今後も実施いたしますので、引き続き、つめとぎポールさん、アナグマさんのようにきれいな写真を撮影いただけますと幸いです!

 

読み取れなかった撮影例について

続いて、今回のシーズンで見られた、情報を読み取ることができなかった撮影例を3つご紹介します。

 

●読み取れなかった撮影例①

 

▾小保方先生からのコメント
こちらは遠くから撮影いただいた撮影例です。拡大してみたのですが残念ながら文字情報を正しく読み取ることができませんでした…。(奥…?興…?)
電信柱の「番号札」は、その電信柱がどこに存在するのか?を示す、例えるなら電信柱の住所情報を記している札(プレート)であり、これが読み取れないと、どこに立っている電柱であるかの判断つかず NG 判定となってしまいます。
なお電信柱の設置場所によっては、余儀なく遠距離からの撮影せざるをえない場合があろうかと思います。その際は、
① 画面をズームして撮影アングルを決める
② 画面をタッチしてピント合わせる
③ 撮影後のプレビュー画面で文字を読み取れるかを送信前にチェックする
を行っていただくことで撮影成功の可能性が向上します。ぜひ意識して実践してみてください。

 

●読み取れなかった写真例②

 

▾小保方先生からのコメント
こちらは正しいアングルで全景が撮影できていたものの、写真全体がピンボケしてしまっていて、対象設備の適否判断ができなかった例です。(雲にピントが合ってる…?)
全景写真も撮影の適否を判定する上では重要な役割を果たしており、皆さまがよく遭遇する「銘板が存在しない」「番号札が存在しない」電柱についても、全景写真からは「銘板が支障物に覆われているのか」「番号札が無かったものの撮影対象の電柱であるのか」などを NTT-ME 側の判定根拠として写真確認の際に活用しています。
そのため全景写真についても
① 撮影アングルを決める
② 画面をタッチしてピントを合わせる
③ 撮影後のプレビュー画面でピントが合っているか確認する
を行っていただくことにより撮影成功の可能性が向上します。ぜひ意識して実践してみてください。

 

●読み取れなかった写真例③

 

▾小保方先生からのコメント
こちらも拡大してみたものの、銘板情報が読み取れなかった例です…。
銘板は、あの小さなプレートの中に「何年に製造された電信柱なのか?」「どこで作られたのか?」「どんな性能の電柱なのか?」などたくさんの情報が詰め込まれており、NTT-ME の電信柱撮影アングルの中では最も重要なアングルとなっています。
そのため、銘板写真からアイコンや文字情報を読み取れることが重要であり、番号札の情報と組み合わせて後の点検作業に役立てられる情報となっています。
銘板撮影はシビックテックで求められる撮影条件として最難関レベルの撮影対象であることは認識しております。
また、電信柱の種類によっては銘板が高い場所に位置しており、スマホのカメラで撮影するには条件が厳しいものが含まれているのも承知していますが、この際も
① 画面をズームして撮影アングルを決める
② 画面をタッチしてピントを合わせる
③ 撮影後のプレビュー画面で文字情報が読み取れるかを送信前にチェックする
を行っていただくことで撮影成功の可能性が向上します。
銘板撮影は、他のアングルよりも被写体が小さく、ピントの位置がズレると識字率がグッと下がってしまいますので、これらを特に意識して実践してみてください。
また、お持ちの方がいらっしゃれば自撮り棒などを併用してみていただけると、スマホを銘板に近付けて撮影できる助けになります。
注意点としては、自撮り棒を用いて撮影する際はピントが合わせにくいため、自撮り棒を使用した後は撮影した写真のピント確認(文字が読み取れるか)を忘れずに行ってください。

 

総評

日頃より、ピクトレの電信柱撮影にご協力いただきまして誠にありがとうございます。この場をお借りしまして御礼申し上げます。
皆さんにご協力をいただいているおかげで、NTT-ME 側の電信柱点検作業は大幅な効率化とスピーディな対応に結びついており、この結果に社内の様々な場所から驚嘆の声が上がっておりますことを併せてご報告いたします。
一重に、皆さんに撮影いただいた写真の成否は、「求める情報が写真から読み取れるか」にかかっています。
今後、ピクトレのシーズンを重ねていく中では「電信柱の写真がピクトレを介して撮影できるのか」から「ピクトレでどれだけ精度の高い写真が撮影できるのか」という、量から質の目線へとフェーズが変わっていきます。
これは電信柱の写真撮影をサスティナブルに続けていけるのか、という課題につながる重要なポイントになります。楽しく遊んでいただきつつも、本資料にてコメントさせていただいた撮影時のポイントも念頭に置いていただき、高い品質の写真撮影にもご理解を賜れますと幸甚です。
引き続き、ピクトレをどうぞよろしくお願いいたします。 NTT-ME 小保方

 

事務局より:
今回の総評を参考に、岩手・宮城・福島・新潟シーズンでも、より高品質な写真撮影にご協力をお願いいたします。皆さまに丁寧に撮影いただくことが、ピクトレの活動を支えています!
今後もピクトレをよろしくお願いいたします

TOPに戻る